この7日間のワークに取り組むと、こんな変化が起きます。
- お金に対する自分の感情の正体がわかるようになる
- 収入と支出をざっくり把握し、家計管理の土台ができる
- 無駄な支出を手放し、週次で家計を把握する習慣がつく
- 見栄のための支出と、自分の価値観に沿った支出を見分けられるようになる
- 生活防衛資金を確保した上で、長期投資という選択肢を知れる
- 「稼ぐ」「受け取る」ことへの思い込みに気づき、手放せるようになる
では、1日目から始めましょう。
Day1:お金に対する「感情」を書き出す
「お金」という言葉を見たとき、あなたの中に最初に浮かぶのはどんな感情でしょうか?
不安、怖い、足りない、汚い、大事、自由、欲しい。
人によってまったく違います。
実はこの感情は、幼少期の家庭環境や親のお金への態度・扱い方がそのまま自分の感情になっていることがほとんどです。ネガティブな感情が多い人ほど、お金と向き合うこと自体を避けてしまいがちです。まずは、自分がお金に対してどう感じているかを知ることから始めましょう。
Day1のワーク
- 「お金」という言葉を見たとき、最初に浮かぶ感情・言葉・イメージを全部書く
- 書いたものを「ポジティブなもの」「ネガティブなもの」に分類する
Day2:収入と支出を、ざっくり把握する
2日目は、数字に向き合います。家計管理で一番大事なのは、難しい家計簿アプリでも複雑な表計算でもありません。「今、いくら入ってきて、いくら出ていってるか」。まずはそれだけを知ることです。
完璧な家計簿である必要はまったくありません。「ざっくり」で十分です。多くの人にとって、お金の不安の大部分は「把握していないこと」から来ています。正確でなくていいので、今の自分のお金の流れを大体でいいので掴んでおきましょう。
Day2のワーク
- 今月の収入(手取り)を書く
- 家賃・光熱費・サブスクなど、毎月固定で出ていくお金を思い浮かぶだけ書き出す
- 残りのお金が大体何に消えているかを書き出すく
Day3:無駄を1つ手放して、「週次家計簿」を始める
3日目は、Day2で見えた収支をもとに、実際に動く日です。存在を忘れているサブスクやサービスほど、実は一番の無駄になっています。
まずは今すぐ解約できるものを1つだけ選んで、実際に解約してみましょう。たった1つでいいので、まずは動くことが大切です。
さらに今日から「毎週ざっくり家計簿」も始めます。毎日つける必要はありません。週に1回、レシートやアプリの履歴を見て、「今週、大体いくら使ったか」をメモするだけ。一円単位まで合わせる必要はなく、大事なのは正確さより「続けること」です。
Day3のワーク
- Day2で書き出したものの中から、今すぐ解約できるものを1つ選んで実際に解約する
- 「毎週ざっくり家計簿」をつけるタイミングを1つ決める(例:日曜の夜に5分)
Day4:お金と価値観を紐づける
4日目は、これまでのシリーズで整理してきた「価値観」とお金を結びつけていきます。
「価値観」と言われても抽象的でピンとこない場合は、次のような言葉から、自分がしっくりくるものを選んでみてください。
- 自由(縛られずに好きに動ける)
- 安心(不安がなく落ち着いていられる)
- 楽しさ(ワクワクする・遊び心がある)
- 家族・人とのつながり(大切な人と過ごす時間)
- 成長(新しいことを学ぶ・挑戦する)
- 美しさ・心地よさ(見た目や空間が整っている)
- 健康(体や心を大事にする)
やり方は簡単です。まず、過去に自分がお金を使った場面を1つ思い出してください。旅行、資格の勉強、家族との外食、なんでも構いません。
次に、上のリストの言葉を1つずつ見比べてみてください。「あの買い物は、自由のためだった」「あれは、成長のためだった」というように、一番しっくりくる言葉を選べば大丈夫です。複数選んでも構いません。
価値観に沿った支出は満足度が高く、逆に価値観と無関係な支出は、いくら積み重ねても豊かさを感じにくいものです。
特にブランドものなど、見栄が絡みやすい買い物のときに使える簡単な見分け方があります。「誰にも会わない、誰にも見られない状況だったとして、それでも欲しいか?」と自分に聞いてみてください。着心地やデザインそのものにワクワクするなら、それは自分のための支出。「外で着られないと意味がない」と感じるなら、それは他人の目に向いた見栄の支出です。
Day4のワーク
- 自分の価値観を1〜2個選ぶ(上のリストから選んでも、自分の言葉で書いてもOK)
- その価値観のために使っているお金は何か書く
- その価値観のために使えていないお金はどこに消えているか書く
- 気になる買い物について「誰にも見られなくても欲しいか?」を自分に聞いてみる
Day5:「増やす」という選択肢を知る
5日目は、貯めるだけでなく「育てる」という視点を持つ日です。畑に種を蒔いて水をあげたら、あとはじっくり待つように、お金を育てるのも同じです。毎日値動きを見て一喜一憂するようなトレーダー的なやり方はおすすめしません。少額でいいので、長い時間をかけてじっくり育てる「長期投資」の考え方を知りましょう。
ただし、種を蒔く前に1つだけ絶対に必要なものがあります。それが「生活防衛資金」です。急に仕事を失っても、病気になっても、しばらく生活できるだけの「お守り」のお金。目安は生活費の3〜6ヶ月分で、これは投資に回さず、すぐ引き出せる場所に置いておきます。この防衛資金があるだけで、投資したお金の値段が一時的に下がっても、慌てて売らずに済みます。
今日は口座を開いたり何かを買ったりする必要はありません。まずは「貯金」と「投資」の違いを、自分の言葉で整理してみましょう。
Day5のワーク
- 自分の生活防衛資金が今どれくらいあるか、Day2の収支をもとに確認する
- 「貯金」と「投資」の違いを、自分の言葉で書く
- 「増やす」ということに対する今の感情を書く(怖い、興味あるなど)
- 興味が湧いたら、少額から始められる長期投資の制度について1つ調べてみる
Day6:「稼ぐ」への思い込みを手放す
6日目は、使う・貯める・増やすの話から少し離れて、「受け取る」ことに向き合う日です。
どんなに立派な水路(家計管理・生活防衛資金・投資の仕組み)を作っても、蛇口そのものが小さければ流れる水の量には限界があります。「たくさん稼ぐのは大変な人がすることだ」「稼ぐと人に妬まれる」「自分にはそんな価値ない」そういう無意識の思い込みが、蛇口を締めている正体です。
こうした刷り込みは、自分で選んで持ったものではありません。だからこそ、今ここで選び直すことができます。
Day6のワーク
- 「お金をたくさん稼ぐ人・受け取る人」に対する自分のイメージを書く
- 「自分がたくさん稼いだら」を想像したときに浮かぶ不安や気まずさを書く
- その感情がいつ・誰の言葉から刷り込まれたものか、思い当たることを書く
- 「私は、自分が提供した価値の分、お金を受け取っていい」と3回、声に出して読んでみる
Day7:今週から変えられる「1つの行動」を決める
いよいよ最終日です。ここまでで、お金に対する感情を書き出し、収支を把握し、無駄を手放して週次で把握する仕組みを作り、価値観と紐づけ、生活防衛資金と長期投資を知り、「稼ぐ」への思い込みまで手放してきました。
最後のステップは、その気づきを「今週からの小さな行動」に落とし込むことです。
「毎週日曜の夜に、ざっくり家計簿をつける」
「サブスクをもう1つ見直す」
「長期投資の制度について、1つだけ調べてみる」
Day7のワーク
- お金との関係を整えるための「1つの行動」を決めて宣言する
まとめ:この7日間でやったこと
7日間、お疲れ様でした。
✓ Day 1:お金に対する「感情」を書き出した
✓ Day 2:収入と支出をざっくり把握した
✓ Day 3:無駄を1つ手放して、週次で把握し続ける仕組みを作った
✓ Day 4:お金と価値観を紐づけた
✓ Day 5:生活防衛資金という「お守り」を確認した上で、「増やす」という選択肢を知った
✓ Day 6:「稼ぐ」への思い込みに気づいて、受け取ることへのブロックを緩めた
✓ Day 7:今週から変えられる1つの行動を決めた
これが「お金を整える」ということです。
お金を整えることは、お金持ちになることではありません。お金と自分の関係を、自分が納得できる形にすることです。
価値観に沿ったお金の使い方ができ、生活防衛資金という土台があり、そして「受け取っていい」と思えるようになると、収入の多さに関係なく、豊かさを感じられるようになっていきます。
次回予告
次回はいよいよ最終回、「⑩SNSと心を整える。7日間実践ワーク」です。
情報疲れ・比較・発信との向き合い方をお伝えします。
いつかの日曜日に公開しますので、ぜひまた読みにきてください。
動画でも同じテーマを最高なんだぜさんが解説しています。
ワークシート配布
画像でワークシートを配布します!ぜひダウンロードしてご使用ください!
テキストでの配布はこちら↓
Day 1
お金という言葉で浮かぶ感情・言葉・イメージ:
ポジティブ/ネガティブの分類:Day 2
今月の収入(手取り):
固定費:
残りのお金が何に消えているか(感覚で):Day 3
今すぐ解約するもの:
週次家計簿をつけるタイミング:Day 4
価値観:
価値観のために使っているお金:
価値観のために使えていないお金:
「誰にも見られなくても欲しいか?」を聞いてみた買い物:Day 5
生活防衛資金の現状(3〜6ヶ月分あるか):
「貯金」と「投資」の違い(自分の言葉で):
「増やす」への今の感情:
調べてみる長期投資の制度:Day 6
お金をたくさん稼ぐ・受け取る人へのイメージ:
自分が稼いだら浮かぶ不安・気まずさ:
その感情の由来(いつ・誰の言葉か):
声に出して読んだ一言メッセージ:Day 7(1つの行動)
私が決めた行動:



