この記事を書いた人「ゆりっかさん」
2025年5月より、自作キャラクター「最高なんだぜさん」のショート動画をスタート。運営1年でインスタ4.6万人・TikTok約1万人まで成長し、LINEスタンプ・グッズ販売で少しずつ収益を得ています。正直、イラストだけで食べていくにはまだまだ遠い。でも仕組みは着実に育っています。きれいごとなしの実体験を、そのままお届けします。
ひとつだけ最初にお伝えしておくと、この記事はイラストの描き方や、ストックイラスト・受注で稼ぐ方法の話ではありません。自分のキャラクターをSNSで育てて、ファンと収益を一緒に作っていきたい方向けの話です。
この記事でわかること
- なぜ毎日投稿するだけでは伸びないのか
- ショート動画がイラスト発信に最強な理由
- ファンがつくキャラクターの設定の作り方
- 動画編集が苦手な人でもできる投稿スタイル
- LINEスタンプをいつ・なぜ用意すべきか、AIの使い方の注意点
- 投稿を習慣化するための現実的なペース設定
- 「中の人」への注目をブログで受け止める動線の作り方
結論:この記事で伝えたいこと
「イラストで人気になりたい」という夢を叶えるためにやることは、SNS発信です。
キャラクターを多くの人に知ってもらうには、人の日常に入り込む必要があります。毎日使うスマホのフィードに、自然と自分のキャラクターが現れる状態を作ること。それがスタートラインです。
毎日イラストを投稿するだけでは、今の時代ほぼ伸びません。必要なのは「向こうから来てもらえる仕組み」です。その最短ルートが、ショート動画でバズることです。これから順番に説明します。
キャラクタービジネスは個人でもチャンスがある!
まず、大きな話からします。
国内のキャラクタービジネス市場規模は、2025年度で約2兆8,500億円規模と言われており、毎年成長を続けています。しかも近年の特徴として、漫画やアニメだけでなく、SNSからキャラクターが誕生するケースが急増しています。
「ちいかわ」がわかりやすい例です。SNS発のキャラクターが、グッズ・コラボ・アニメ化と広がり、今や日本を代表するIPになっています。
個人がSNSでキャラクターを育てて、ビジネスにつなげることが現実的になってきた時代です。
① 毎日描いて投稿するだけでは伸びない理由
「毎日投稿しているのに全然フォロワーが増えない…」
そういう悩みを抱えているイラストレーターさんは、すごく多いと思います。これには理由があります。
SNSで見てもらうには、基本的に2つの方法しかありません。
- 検索されること(ハッシュタグ・SEOで見つけてもらう)
- おすすめに表示されること(アルゴリズムが自動で広げてくれる)
静止画の投稿だけでは、どちらも弱いのです。ハッシュタグ検索は競合が多く、おすすめ表示もリール・ショート動画に比べてアルゴリズムが優遇しにくい構造になっています。
「静止画で人気の人もいるじゃないですか?」という疑問に答えます
そう思った方、とってもとっても鋭いです。確かにその通りなんです!!!
ただ、そういった方をよく調べてみると、2020年以前からスタートしていて、投稿数が1,000件を超えているケースがほとんどです。時代がSNSの静止画投稿と相性が良かった時期に、誰よりも量をこなした結果です。(ゆりっかさん調べ)
同じことをいまからやろうとすると、すでに1,000件以上の投稿を積み上げた人たちと同じ土俵で戦うことになります。これからスタートするなら、時代に合った方法を選ぶことが、遠回りに見えて一番の近道ではないでしょうか。
② ショート動画が最強な理由|フォロワー0でもおすすめに乗れる
では、今から始めるなら、何が有効なのか。答えは「ショート動画」です。
TikTok・Instagramリール・YouTubeショートには、大きな特徴があります。それはフォロワーが0人でも、おすすめに表示されることです。
静止画投稿の場合、基本的にはすでにフォローしてくれている人か、ハッシュタグで検索した人にしか届きません。でもショート動画は違います。アルゴリズムが「この動画は面白い」と判断すれば、あなたのことをまったく知らない人のフィードに自動的に流れていきます。「わざわざ来てもらわなくていい」仕組みです。
イラストとショート動画の相性は抜群です。たとえば、こんなネタが使えます。
- キャラクターが動いて喋る・演じる
- 絵を描く過程(タイムラプス)
- スタンプ制作の裏側
- キャラクターが日常のあるあるを表現する
TikTokは1万人を超えると広告収益も入る
TikTokはフォロワーが1万人を超えると、動画が再生されるだけで広告収益が発生するようになります。わたくしゆりっかさんのアカウントは現在、9700人!もうすぐ届くところです。フォロワーを増やすことが、そのまま収益の仕組みづくりにもつながっていきます。
動画編集が苦手な人へ|漫画形式・スライド動画でも戦える
「でも動画編集はやりたくない。自分がやりたいのはイラストを描くことだけ。」
そう思う方もいると思います。それなら、こんなスタイルがあります。
- 漫画形式で複数枚投稿する
- 静止画を数枚つなげてスライド式の動画にしてSNSに投稿する
絵1枚だけの投稿では、なかなか戦いにくい時代になっています。でも動画編集を本格的にしなくても、複数枚の静止画を組み合わせるだけでも、リーチは大きく変わります。
Claude Codeで動画制作が格段にラクになった
私は毎日1時間かけて、ショート動画を作成していましたが、動画のスクリプト作成をClaudeに自動生成してもらうことで、ほぼ完成の状態で出してくれるので、微調整するだけでよくなりました。「動画制作が大変」というハードルが、かなり下がります。Claude Code、ぜひ活用してみてください。
③ 発信のテーマ設定は「自分の強み×キャラクター」で考える
ここで、ゆりっかさん自身の話をします。
もともと自己啓発や習慣化が大好きで、周りから相談を受けることも多かったので、そういった内容の発信を自然としていました。そこにキャラクター「最高なんだぜさん」を掛け合わせることで、自分らしい発信スタイルができていきました。
ただ、イラストでのキャラクタービジネスという観点だけで見ると、1つ気づいたことがあります。それは、動画のテーマとキャラクターの世界観をどれだけ一致させられるかが、ファンの質に大きく影響するということです。
「キャラクターが好き」で来てくれた人と、「相談に乗ってほしい」で来てくれた人では、その後の動線が変わってきます。
これからショート動画を始める方は、「自分が発信したいテーマ」と「キャラクターの世界観」を最初から意図的に重ねておくと、後から迷わずに済みます。何が正解かは人それぞれですが、意識しておくと良いと思います。
④ ファンがつくキャラクターの設定の作り方
キャラクターの言葉遣いと性格をしっかり決める
動画の中でキャラクターが喋ったり行動したりするなら、そのキャラクターがどんな話し方をするのか、どんな性格なのかを先に決めておく必要があります。「なんとなく可愛い」だけでは、見ている人の記憶に残りません。「このキャラクターはこういう子だ」という像が視聴者の中にできたとき、はじめてファンになってもらえます。
対比になるキャラクターを作ると印象に残りやすい
ヒーローと悪者、しっかり者とポンコツ、ツッコミとボケ。対比になる2人のキャラクターがいると、それぞれの個性が際立って記憶に残りやすくなります。関係性があるキャラクターの方が「続きが見たい」と思ってもらいやすいのです。
物語形式にすると再訪問につながる
「起承転結」のある小さな物語として動画を作ると、視聴者が「また見に来たい」と思ってくれます。物語があるキャラクターは、ただのイラストアカウントより「世界観」を持ちやすく、ファンがついたときの熱量が全然違います。
⑤ LINEスタンプは「人気になった時のための商品」として先に用意する
「LINEスタンプは人気が出てから作ればいい」と思っていませんか?
それは、もったいないです。ショート動画でキャラクターが広まって「このキャラクターのスタンプほしい!」となった瞬間に、買えるものがなかったら機会損失です。ファンの熱量は、その瞬間が一番高い。
LINEスタンプは、低コスト・低リスクで出品できる最初の商品として最適です。材料費はゼロ、審査に通れば販売できます。人気になる前に用意しておくことで、「伸びた瞬間」に収益につなげられます。
AIでスタンプを作る場合の注意点
最近はChatGPTなどのAIで画像を一発生成してLINEスタンプを販売することもできます。ただ、イラストレーターとして活動していくなら、AIの使い方には工夫が必要です。
丸投げで「できた、やったー!」は避けてほしいのです。AIで生成するなら、画像を徹底的に作り込み、プロンプトをしっかり設定した上で生成してください。作り込んだ画像と丸投げした画像では、クオリティに大きな差が出ます。(比較画像を後日追加予定)
時短や効率化は大切です。でも、毎日絵を描いて自分の手でキャラクターを育てることには、別の価値があります。部活と一緒で、だんだんできるようになっていく自分を観察する時間は、とても良いものです。継続することに慣れるためにも、毎日絵を描くことをおすすめします。
⑥ 32種類作り切れたら、発信も絶対続けられる
LINEスタンプの最小販売セットは、32種類です。
これを聞いて「多い…」と感じた方もいると思います。でも逆に言うと、32種類のイラストを描いてスタンプを完成させた根性と制作力があれば、SNSの発信を続ける力も絶対にあると思っています。毎日コツコツ描いて、32種類仕上げた人は、それだけで普通じゃないです。自信を持っていいと思います。
同じイラストは何度でも使い回していい
スタンプを完成させたら、その32種類のイラストは発信素材として何度でも使えます。「同じ絵をまた投稿していいの?」と思うかもしれませんが、いいんです。フォロワーは毎日入れ替わるし、過去の投稿を全部見ている人はほとんどいません。違う文脈・違うテキスト・違う季節で同じキャラクターを投稿して、まったく問題ありません。32種類のイラストがあれば、ネタ切れの心配はしばらくなくなります。
⑦ 投稿を習慣化するための現実的なペース設定
「毎日投稿しなきゃいけないの?」と思っている方、安心してください。ゆりっかさんは最初、毎日投稿していませんでした。
最初に決めたルールはたった1つ、月10本投稿を絶対に守ることだけです。
月の前半にサボりすぎて、後半に10日連続で更新したこともありました。ペースはなんでもいい、でも月10本だけは守る。そのルールだけを続けました。
最初の頃は作業をルーティン化することが難しくて苦戦しました。でも3ヶ月後には、毎日のルーティンの中に動画制作が自然と組み込まれていて、気づいたら毎日投稿ができるようになっていました。
完璧なペースを最初から目指さなくていいです。まず月10本、それだけ守ってみてください。
⑧ 人気が出ると「中の人」にも注目される|ブログで動線を作る
キャラクターが人気になると、不思議なことが起きます。「このキャラクターを作ったのはどんな人なんだろう?」という興味が生まれます。キャラクターのファンが、作者であるあなた自身のファンになっていくのです。
この流れを受け止める場所として、ゆりっかさんは個人ブログを使っています。「ゆりっかさん」として、自分の言葉で日々のことや考えていることを発信しています。SNSのキャラクターアカウントとは別に、「中の人」として話せる場所があると、ファンとの関係がより深くなります。
SNS流入100%のブログは、日記記事でも読まれる
ブログ運営の常識として「日記記事では収益を得られない」と言われています。検索エンジンからの流入が前提で、検索されないような個人的な日記は読まれない、という話です。
でも私のブログは、流入のほぼ100%がSNSからです。インスタやTikTokのフォロワーが「ゆりっかさんって普段どんなこと考えてるんだろう」と興味を持って見に来てくれるので、日記記事でもちゃんと読まれています。(読まれるブログになると、Googleアドセンスの広告収益や、アフィリエイト収益も見込めるようになります。)
これはSNSでキャラクターとして人気を育てた人だけが持てる、特別な動線です。
まとめ|まず月10本の投稿とLINEスタンプ32種類から始めよう
長くなりましたが、まとめます。
- 今から始めるなら、静止画1枚投稿だけでは厳しい。ショート動画か複数枚投稿が必要
- ショート動画はフォロワー0でもおすすめに乗れる。うまくいけば動画の広告収益も狙える
- 発信テーマは「自分の強み×キャラクターの世界観」を意図的に重ねておく
- キャラクターの性格・対比・物語を意識すると記憶に残る
- LINEスタンプは人気になる前に用意しておく
- 32種類作り切った根性は、今後の継続力と直結する
- 最初は月10本だけ守ればいい。3ヶ月で習慣化できる
- 人気が出たら「中の人」への注目が集まる→ブログへの動線を作る
まだゆりっかさん自身も仕組みを育てている途中ですが、続けていくうちに少しずつファンが増え、何を投稿しても見てもらえる瞬間が出てきました。次のステップとして、本の出版やガチャガチャ展開をしているイラストアカウントを研究しながら、さらなる横展開に挑戦中です。
自分の人生は、自分でデザインするもの。そして、今日が一番若い日!
一緒に楽しみながらやっていきましょう!最高なんだぜ!

