今回は、「なにもできなくて疲れた」と感じるときの対処法を紹介する。
生きていると、「何もできない」「やる気が出ない」「疲れが抜けない」と感じる瞬間がある。そんなとき、自分を責めたり、無理に頑張ろうとしたりしてしまうかもしれない。でも、大切なのは「どう乗り越えるか」だ。ここでは、4つの視点からアプローチしていく。
なにもできなくて疲れたあなたへ
1. まず、今の自分を認める
「何もできない」と感じるとき、人は往々にして「何かしなきゃいけない」と思い込んでいる。でも、本当にそうだろうか？
動けないときは、心と体が「休め」とサインを出している証拠。そのサインを無視し続けると、さらに疲れが溜まり、動けなくなる悪循環に陥る。
今の自分を否定せず、「ああ、今はこういう時期なんだな」と認めるだけで、心は少し軽くなる。無理に何かをしようとせず、「今日はこのままでいい」と許可を出そう。
2. 小さな達成感を積み重ねる
「何もできない」わけじゃない。実は、目に見えない小さなことは日々やっている。
・朝起きた
・ご飯を食べた
・着替えた
・スマホを見た
どれも「行動」だ。
やる気が出ないときは、大きな目標を掲げるより、「とにかく小さなことをやってみる」ほうが効果的。例えば、
・コップ一杯の水を飲む
・深呼吸を3回する
・3分間だけ外の空気を吸う
こうした「超小さなタスク」をこなすことで、少しずつエンジンがかかる。
「できた」という感覚が、自分のエネルギーを回復させる。
3. 思考のループから抜け出す
「何もできない」と思うとき、頭の中では同じようなネガティブな考えがぐるぐる回っていることが多い。
・なんでこんなに動けないんだろう
・もっと頑張らないとダメなのに
・周りはみんなちゃんとしてるのに
こうした思考は、さらに気持ちを沈ませる。
このループから抜け出すためには、「今ここ」に意識を向けるのが大事。
・手をこすり合わせて、温かさを感じる
・周りの音を5つ探す
・今、目に入った色を3つ言葉にする
こうした「マインドフルネス」の実践で、思考のループを断ち切ることができる。
4. 「本当にやりたいこと」以外は捨てる
疲れているときは、何かに追われていることが多い。
「やらなきゃいけないこと」が多すぎると、脳が処理しきれずフリーズする。そこで、本当にやるべきことだけに絞るのがポイント。
やり方はシンプル。
1.今抱えているタスクを紙に書き出す
2.「本当に今やる必要がある？」と自問する
3.優先順位をつけ、不要なものは手放す
例えば、「部屋を片付けなきゃ」と思っていても、実際は「今日は床に落ちているものを拾うだけでOK」と決めれば、負担が減る。
すべてを完璧にこなそうとせず、「今の自分にできる範囲」に絞ることが大切だ。
まとめ
「なにもできない」と感じたときは、
- 今の自分を受け入れる
- 小さな達成感を積み重ねる
- 思考のループを断ち切る
- 本当にやりたいこと以外を捨てる
この4つの視点からアプローチすると、少しずつ前に進める。
動けないときは、自分を責めるのではなく、「今は充電期間なんだ」と思って、焦らず過ごそう。
そして、少し元気が出たら、「小さな一歩」を踏み出してみよう。
それだけで、確実に前に進んでいる。
